top of page

旅の記録

始まり.png

夢は便利だ。

 

例え身体が不自由でも、夢の中では自在に動ける。

 

だから目を閉じた。

すると、分裂した。

 

二つが一つ。

​そんな夢を見た。

卒業制作イメージラフ3.jpg

​旅をしていた。

​どこまで歩いても見えるその樹は始まりであり、いつか戻る場所でもある。

卒業制作8.png

繰り返す始まりと終わりの中で、

記憶と身体の誤差は生じる。

曖昧の記憶と見知らぬ姿で旅を続ける。

卒業制作5.png

傷を負うと、その傷口から死は蔓延する

 

痛さと恐怖の中でゆっくり枯れるより、

 

​一瞬の痛みだけで散る方が楽だ。

二つが一つ

片方が枯れるともう片方も散る

巡り合う

​また再生する。

卒業制作7.png

花びらによって構成され

散る時も花のように

​目が醒める時いつも樹のそばだった

卒業制作イメージラフ4.jpg

​樹は夢の原点

終わりと始まり

​どこまで歩いてもいつかここへ戻る。

卒業制作10.png

目が醒めると夢も消えてしまう

手を伸ばしても現実には触れない

​相容れない存在

bottom of page